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2026年に『Scary Movie 2』(2001)のセルフパロが見られる!?(困惑)
(大元は2001年の「Nike Freestyle」のCM)
『クモ男の復讐』(原題:Earth vs. the Spider)(2001)#🎞️🍿
サム・ライミ版『スパイダーマン』(2002)のモックバスターかと思いきや制作されたのはこちらの方が先という、B級映画愛好家から妙な愛され方をしている蜘蛛ホラー映画(厳密にはテレビ映画)
でも期待値高めで見たら肩透かしを喰らった。蜘蛛人間の造形の気合いの入り方だけ100点(なぜなら監督が『遊星からの物体X』(1982)『ターミネーター2 』(1991)などで特殊メイクを手がけ、アカデミー賞を4度受賞した伝説のSFXアーティストのスタン・ウィンストンなので)
言いにくいけどサム・ライミが貸せ!蜘蛛スリラーホラーはこうやるんだよ!とメガホンを奪い取ってくれたら5000倍面白い映画になったと思う
主人公のクエンティンはコミックヒーロー『The Arachnid Avenger』の熱狂的なファン。超人的な能力を持ち人々を悪から守る蜘蛛人間のヒーローに憧れを抱いているが、性格は内気で頼りなく、アパートの隣人ステファニーとの関係もなかなか進展しない。そんなある日、彼が警備員を務める生科学研究所を強盗が襲撃、警備員仲間のニックが命を落としてしまう。
相棒を救えなかった無力感、周囲からの謂れなき咎め、警官の横暴な振る舞い…怒りに燃えるクエンティンは、生物兵器開発の実験によって抽出されたタランチュラ由来の血清を自ら注射するのであった。
とここまでの流れは大体スパイダーマンの亜種。しかし蜘蛛のスーパーパワーを得たクエンティンは次第におぞましい姿に変容していき、自我すらも蜘蛛の本能に飲み込まれていく。という感じで作品のテイストもスパイダーマンから『ザ・フライ』(1986)に変容していく。
本作の根底にあるのはマチズモ批判。肉体的な強さにではなく、己の弱さに打ち勝つ精神にこそヒーロー性が宿るという話だと思われる(作中の悪役もいかにも「男性性」というキャラクターが配置されている)
そういったテーマは悪くないのに全体で見るとあまり面白くない
何より登場人物の言動に一貫性を感じないのが致命的に良くない
映画の制作背景について。
本作はAIP(B級映画専門の米国映画配給製作会社)制作の『吸血原子蜘蛛』(原題:Earth vs. the Spider)(1958)のリメイク作品である。
といってもタイトルだけ借りて中身はまったくの別物、監督のウィンストンが創設したスタン・ウィンストン・プロダクションズによるAIP映画のテレビ映画リメイクシリーズの1作であるとのこと。
1958年版はAIPを設立したサミュエル・Z・アーコフがバート・I・ゴードンに撮らせた作品で、2001年版もアーコフとその息子がプロデューサーを務めている。
(ちなみに2001年の「Creature Features」というテレビ映画シリーズ。リメイクされたのは『海獣の霊を呼ぶ女』(原題:The She-Creature)(1956)、『吸血原子蜘蛛』(1958)、『How to Make a Monster』(1958)、『原子怪獣と裸女』(原題:The Day the World Ended)(1955)、『恐怖の獣人』(原題:Teenage Caveman)(1958)の5作品)
タイトルと内容が乖離しているのはそういう理由である。邦題『クモ男の復讐』はこの映画に登場する架空のヒーローコミック『アラクニッド・アベンジャー』から来ているが、こちらの方が映画の主題に馴染んでいる。
ちなみにラストに蜘蛛人間クエンティンのフィギュアが登場するのは、スタン・ウィンストン・プロダクションズがCreature Featuresシリーズのクリーチャーフィギュアの販売を企画していたからだろう。商魂。
「Earth vs. the Spider figure」で検索すると実際に販売したものが見られるが、今見ても異常にクオリティが高い。やはりウィンストン直々の監修が入ってるのだろうか?
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サム・ライミ版『スパイダーマン』(2002)のモックバスターかと思いきや制作されたのはこちらの方が先という、B級映画愛好家から妙な愛され方をしている蜘蛛ホラー映画(厳密にはテレビ映画)
でも期待値高めで見たら肩透かしを喰らった。蜘蛛人間の造形の気合いの入り方だけ100点(なぜなら監督が『遊星からの物体X』(1982)『ターミネーター2 』(1991)などで特殊メイクを手がけ、アカデミー賞を4度受賞した伝説のSFXアーティストのスタン・ウィンストンなので)
言いにくいけどサム・ライミが貸せ!蜘蛛スリラーホラーはこうやるんだよ!とメガホンを奪い取ってくれたら5000倍面白い映画になったと思う
主人公のクエンティンはコミックヒーロー『The Arachnid Avenger』の熱狂的なファン。超人的な能力を持ち人々を悪から守る蜘蛛人間のヒーローに憧れを抱いているが、性格は内気で頼りなく、アパートの隣人ステファニーとの関係もなかなか進展しない。そんなある日、彼が警備員を務める生科学研究所を強盗が襲撃、警備員仲間のニックが命を落としてしまう。
相棒を救えなかった無力感、周囲からの謂れなき咎め、警官の横暴な振る舞い…怒りに燃えるクエンティンは、生物兵器開発の実験によって抽出されたタランチュラ由来の血清を自ら注射するのであった。
とここまでの流れは大体スパイダーマンの亜種。しかし蜘蛛のスーパーパワーを得たクエンティンは次第におぞましい姿に変容していき、自我すらも蜘蛛の本能に飲み込まれていく。という感じで作品のテイストもスパイダーマンから『ザ・フライ』(1986)に変容していく。
本作の根底にあるのはマチズモ批判。肉体的な強さにではなく、己の弱さに打ち勝つ精神にこそヒーロー性が宿るという話だと思われる(作中の悪役もいかにも「男性性」というキャラクターが配置されている)
そういったテーマは悪くないのに全体で見るとあまり面白くない
何より登場人物の言動に一貫性を感じないのが致命的に良くない
映画の制作背景について。
本作はAIP(B級映画専門の米国映画配給製作会社)制作の『吸血原子蜘蛛』(原題:Earth vs. the Spider)(1958)のリメイク作品である。
といってもタイトルだけ借りて中身はまったくの別物、監督のウィンストンが創設したスタン・ウィンストン・プロダクションズによるAIP映画のテレビ映画リメイクシリーズの1作であるとのこと。
1958年版はAIPを設立したサミュエル・Z・アーコフがバート・I・ゴードンに撮らせた作品で、2001年版もアーコフとその息子がプロデューサーを務めている。
(ちなみに2001年の「Creature Features」というテレビ映画シリーズ。リメイクされたのは『海獣の霊を呼ぶ女』(原題:The She-Creature)(1956)、『吸血原子蜘蛛』(1958)、『How to Make a Monster』(1958)、『原子怪獣と裸女』(原題:The Day the World Ended)(1955)、『恐怖の獣人』(原題:Teenage Caveman)(1958)の5作品)
タイトルと内容が乖離しているのはそういう理由である。邦題『クモ男の復讐』はこの映画に登場する架空のヒーローコミック『アラクニッド・アベンジャー』から来ているが、こちらの方が映画の主題に馴染んでいる。
ちなみにラストに蜘蛛人間クエンティンのフィギュアが登場するのは、スタン・ウィンストン・プロダクションズがCreature Featuresシリーズのクリーチャーフィギュアの販売を企画していたからだろう。商魂。
「Earth vs. the Spider figure」で検索すると実際に販売したものが見られるが、今見ても異常にクオリティが高い。やはりウィンストン直々の監修が入ってるのだろうか?
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twitterでシオニストのスクリームオタク大手アカウントが暴れてるの見て気絶してたけど「スクリーム7はボイコットの甲斐なく興行的に成功している」という皮肉めいたポストに「犯人は⚪︎⚪︎」と引用付けてる人いて元気に起床
公開したばかりの映画をSNSでネタバレされるの好きじゃないけどシオニストのスクリーム害悪オタクが人種差別と虐殺定と憎悪煽動してるのに比べたら一億倍マシ
というかスクリームシリーズに登場するイキリホラーオタクみんな死んでるのにスクリーム好きなイキリ害悪オタクが暴走してるの悲しい
ファイトクラブやマッドマックスやマトリックスやアメリカンサイコも“誤読”するタイプのオタクだ
公開したばかりの映画をSNSでネタバレされるの好きじゃないけどシオニストのスクリーム害悪オタクが人種差別と虐殺定と憎悪煽動してるのに比べたら一億倍マシ
というかスクリームシリーズに登場するイキリホラーオタクみんな死んでるのにスクリーム好きなイキリ害悪オタクが暴走してるの悲しい
ファイトクラブやマッドマックスやマトリックスやアメリカンサイコも“誤読”するタイプのオタクだ
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キタ────😍😍😍
スクリーム7製作陣に失望している反動で『SCARY MOVIE 6』(最終絶叫計画6)への期待値が無駄に上がってる
最終絶叫計画も1と4以外そんなだろと言われたらそうなんだけど…2はエイブリズムがひどくて観てられないし
スクリームも1と4がずば抜けてるけどこっちは全体的に面白さのアベレージが高い
スクリーム3はシリーズでも酷評されることが多いけど、ハリウッド業界の搾取を取り上げてる点で先駆的で好きです
3のオリジナル脚本はゴーストフェイスが殺人カルト教団を率いているというもので、コロンバイン高校銃乱射事件後に集団暴力の美化を避けてこの構想が破棄され、我々の知るいまの脚本になったそうです
この頃はスクリーム製作陣に良心があったんだなあ。今は…😢
最終絶叫計画も1と4以外そんなだろと言われたらそうなんだけど…2はエイブリズムがひどくて観てられないし
スクリームも1と4がずば抜けてるけどこっちは全体的に面白さのアベレージが高い
スクリーム3はシリーズでも酷評されることが多いけど、ハリウッド業界の搾取を取り上げてる点で先駆的で好きです
3のオリジナル脚本はゴーストフェイスが殺人カルト教団を率いているというもので、コロンバイン高校銃乱射事件後に集団暴力の美化を避けてこの構想が破棄され、我々の知るいまの脚本になったそうです
この頃はスクリーム製作陣に良心があったんだなあ。今は…😢
『メサ・オブ・ロストウーマン』(1953)『月のキャットウーマン』(1953)(ネタバレ)#🎞️🍿
(1960年代のマーベルコミックを理解するために50~60年代の怪奇映画を観る部)
こんな映画(こんな映画)の感想で過去一長い記事になってしまった
『メサ・オブ・ロストウーマン』(原題:Mesa of Lost Women)(1953)
エクスプロイテーション映画の分野で活躍したロン・オーモン監督による、アメリカの低予算SFホラー映画。
タイトルのメサはスペイン語で「机」を意味する乾燥地帯に見られるテーブル状の台地のこと。
原題の示す通り「女性たちが失踪する台地」が物語の中核となっている。
舞台はメキシコ。広大なムエルト砂漠を彷徨う一組の男女が石油会社の従業員に保護される。医務室で意識を取り戻したパイロットのグラントは、自身と連れ合いの女性ドリーンの身に起きた奇妙な出来事について語り出す。
遡ること1年前。高名な科学者であるレランド・マスターソン博士は、砂漠の地下施設で研究を行うアラーニャ博士(スペイン語で「蜘蛛」の意)に招かれ、メキシコのザルパ・メサを訪ねていた。
アラーニャ博士の卓越した理論に興味を持ち感心していたマスターソン博士。
しかし彼が地下の研究施設で見たものは、アラーニャ博士の実験により創造されたテレパシーで操作できる巨大なタランチュラと、蜘蛛の成長ホルモンを注入され蜘蛛の能力と本能を備える蜘蛛人間に改造された女性たちであった。…
鑑賞する際の注意点として
・冒頭の冗長かつ難解なナレーション
・回想形式なのに、語り手であるグラントが知る由もない「1年前の博士の体験」が延々と語られるシナリオの破綻
・巨大蜘蛛の見せ場がマスターソン博士の回想シーン中の1秒くらいしかないし、1秒しかないのでサイズ感すら不明
・アラーニャ博士の研究施設の見せ場もほぼマスターソン博士の回想シーンにしかない
・マスターソンさんが可哀想
・終盤に主人公と蜘蛛人間たちの大立ち回りがあるのかと思いきや、マスターソンさんが自分を犠牲に研究所を爆破し、突発的に終わる
などがあり、特に冒頭に発生する多数の違和感を飲み込みながら鑑賞を続けるのが肝要
そうでないと「グラントの回想シーンの筈なのにグラントが全然出てこない」と戸惑っている間にアラーニャ博士の研究施設の見せ場が全て終わります
普通後半にも見せ場があるだろと思うけどこの映画はそんな常識的な作りをしていません
ただアラーニャ博士の実験のせいで正気を失ったマスターソン博士が“暴走する狂人”として物語を牽引するという捻りは面白いです
Filmarksのあらすじにある「飛行機をハイジャックする銃を持った狂人」がマスターソンさんだと分かったときは笑った
この映画は蜘蛛人間よりも正気を失ったマスターソンさんの方が断然怖い
蜘蛛人間方面を掘り下げると、アラーニャ博士の創造した蜘蛛人間のなかでも一際異彩を放つのがタランテラ(タンドラ・クイン)で、彼女は蜘蛛の力によって切断された四肢を再生でき、数世紀にわたる寿命を持つという、博士の期待を一身に背負った成功体。
一方で男性の実験体は副作用で体が矮小化し(実際に小人症の俳優がキャスティングされている)、研究室で博士の小間使いとしてこき使われる有様。
設定として昆虫界では雄は大した働きをしていないので、男性の実験体に蜘蛛の成長ホルモンを投与するとドワーフ化するらしいです。はあ?
そして巨大なタランチュラは全然画面に出てこない。巨大蜘蛛目当てに観たのに
なかなかいいなと思ったのは、終盤の台地でグラント、ヒロインのドリーン、その婚約者で実業家のヤン・ヴァン・クロフト、ヤンの使用人ウー、正気を失ったマスターソン博士が一堂に会すシーン。
ドリーンが髪につけていたコームが消えたことに気づいたヤンが、「あの櫛は我が家の家宝だ」と使用人のウーに森を捜索するよう言い出します。
「よく仕えるものは危険な時も仕えるものだ」と言いグラントから懐中電灯を取り上げ森の中へ進もうとするウー。それを見ていたマスターソンさんは、「闇の谷を彷徨う者には私の導きと守りがある」とウーに銃を渡します。
マスターソンさんの扱いは酷い映画なのに、マスターソンさんにはちゃんと良心が残っている(このシーンの前に酒場でタランテラを撃ち殺しているけど)
そしてドリーンは「たとえ彼がコームを持ち帰っても二度と触らないわ」と憤慨。グラントも「ウーがあなたの命令で出て行ったときにこの(パイロットの)仕事はやめました」とヤンに激しく反抗します。
それまでの会話から察するにドリーンは元々サーカスの団員、ヤンは名前から察するに貴族の出身のようなのですが、「玉の輿」としての立場であっても言動に芯のあるドリーンの人物造形には光るものを感じました(いわゆる「ホークス的女性像」かも)
実はウーはアラーニャ博士の手下でマスターソン博士を研究施設に取れ戻すよう指令されており、コームを探すふりをして森に入るとアラーニャ博士と接触。なぜかここで使い捨てられて蜘蛛人間達に襲われ無事死亡。
しかし主人公一行はそのことを知らないので、グラントが森でウーの死体を発見したことを報告するとドリーンはヤンに「あなたが彼を殺したのよ!」と激昂し、大泣きしてグラントの胸に飛び込みます。
ここもエクスプロイテーション映画にありがちなチープな男女描写と切り捨てるには惜しい説得力のあるシーンです。
この映画はシナリオは雑なわりに人物描写は健闘しており、グラントとドリーンの二人も気骨ある男女として描かれているのが加点ポイントです。
このあと主人公一行はアラーニャ博士の研究施設に連れ去られ、そこから2分も経たずにアラーニャ博士によって正気を取り戻したマスターソンさんが即席の爆薬で自分もろとも研究施設を爆破して回想は終了。
救助した人々がグラントの荒唐無稽な話を疑うなか、そのうちの一人メキシコ人のペペだけが真実を理解します。
ラストはザルパ・メサに佇むスパイダーウーマンの生き残りを映して物語は終わります。
冒頭と同じようなぐにゃぐにゃしたナレーションがラストでも聴けるのは神(もう中毒になってる)
劇中執拗なまでにループし続ける不穏なメキシコ風のBGM、冒頭とラストの難解なナレーション、支離滅裂な展開、謎に手堅い人物描写
おかしさが癖になってくる掘り出し物と言っていい一本だと思います
---
『月のキャットウーマン』(原題:Cat-Women of the Moon)(1953)
イギリス出身の映像編集者アーサー・ヒルトンが監督を務めたSFホラー映画で、音楽はあのエルマー・バーンスタインが担当。
『メサ〜』で使われた1950年代式の巨大蜘蛛の小道具(大きいが)が再利用されていると知って鑑賞しました。
ちなみにこの大蜘蛛は『世紀の怪物/タランチュラの襲撃』(原題:Tarantula)(1955)や、この映画をリメイクした『月へのミサイル』(原題:Missile to the Moon)(1958)にも使い回されているらしいです。
この映画はアメリカではカルト映画としての地位を確立しており、『SF大百科事典』では「(不条理だが)史上最も影響力のあるSF映画の一つ」に位置付けられているとのこと。
セットや衣装がありえないほど安っぽいのですが、上映当時は3D映画として公開されていたらしいです。
学芸会のカキワリみたいなセットを3Dで観てどうするというのか
物語はレアード・グレンジャーが船長を務める男性4名、女性1名のクルーを乗せた人類初の月面探索ロケットの船内から始まります。
・宇宙船の船室がどう見ても事務室(椅子は事務用のデスクチェアで、事務用のロッカーもある)
・船内に何故か原子炉があり、そこで起きた火事を消化器で鎮火する
・月を探索中に酸素があることに気付き、全員で宇宙服を脱ぎ出す
という疑似科学ですらない非科学的描写が続いたのち、一行はキャットウーマン集団(レオタードのすがた)と接触。
キャットウーマンたちはクルーをもてなすが、彼女たちの狙いはテレパシーを用いて乗組員の航海士ヘレンを仲間に取り込み、宇宙船を奪取して地球を征服することだった!
エクスプロイテーション映画らしく女性キャストのダンスシーンや恋愛描写が完備されており、キャットウーマンに操られたヘレンが恋人であるレアード以外のクルーと一夜を共にするNTR展開もあります。
興奮できないNTR、いらね〜(本音)
本作の数少ないホラーシーンとして、キャットウーマンたちと接触する直前に巨大蜘蛛がクルーを襲うシーンがあります(天井から吊られた蜘蛛が落ちてくるだけ)
ここで『メサ〜』ではよくわからなかった巨大蜘蛛のサイズ感をようやく確認できたのですが、想像していた数倍は大きく思わず感嘆しました。とにかくデカい。
全長3m以上はあろうかという大きさで、動きはチープでも「大きさ」だけで圧倒的な迫力と不気味さを放っていて素晴らしい
フサフサの毛やつぶらな瞳など、大画面に映っても不快感のない造形なのも好感が持てます(対極:『蜘蛛男の恐怖』の不正咬合の蜘蛛)
こんな大きな蜘蛛だったのに『メサ〜』ではサイズ感がまったく伝わってなかったの、撮り方を相当ミスしてるとしか思えない
この映画単体で勧める理由はあまりないですが、『メサ〜』では把握できなかった巨大蜘蛛のサイズ感が確認できる、アメリカの映画の歴史を押さえられる、『アメリカン・パロディ・シアター』(1987)がより楽しめるという点において鑑賞して損はないと思います
そもそも『アメリカン・パロディ・シアター』を予習して挑む人間は理由なくてもこの映画観そうだけど
リメイク版の『月へのミサイル』(原題:Missile to the Moon)(1958)も気になるけど画像検索したらちゃんと荒野でロケしてて感動しました。
でも宇宙船の椅子は事務用のままだった。その描写ってもしやこだわりあるのか?逆に
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(1960年代のマーベルコミックを理解するために50~60年代の怪奇映画を観る部)
こんな映画(こんな映画)の感想で過去一長い記事になってしまった
『メサ・オブ・ロストウーマン』(原題:Mesa of Lost Women)(1953)
〈銃を持った狂人が飛行機をハイジャックし、孤立した砂漠に不時着する。そこでは異常な科学者が巨大蜘蛛、ドワーフ、不滅の女性と共に実験を行なっているのであった。〉
(メサ・オブ・ロスト・ウーマン-Filmarks)
エクスプロイテーション映画の分野で活躍したロン・オーモン監督による、アメリカの低予算SFホラー映画。
タイトルのメサはスペイン語で「机」を意味する乾燥地帯に見られるテーブル状の台地のこと。
原題の示す通り「女性たちが失踪する台地」が物語の中核となっている。
舞台はメキシコ。広大なムエルト砂漠を彷徨う一組の男女が石油会社の従業員に保護される。医務室で意識を取り戻したパイロットのグラントは、自身と連れ合いの女性ドリーンの身に起きた奇妙な出来事について語り出す。
遡ること1年前。高名な科学者であるレランド・マスターソン博士は、砂漠の地下施設で研究を行うアラーニャ博士(スペイン語で「蜘蛛」の意)に招かれ、メキシコのザルパ・メサを訪ねていた。
アラーニャ博士の卓越した理論に興味を持ち感心していたマスターソン博士。
しかし彼が地下の研究施設で見たものは、アラーニャ博士の実験により創造されたテレパシーで操作できる巨大なタランチュラと、蜘蛛の成長ホルモンを注入され蜘蛛の能力と本能を備える蜘蛛人間に改造された女性たちであった。…
鑑賞する際の注意点として
・冒頭の冗長かつ難解なナレーション
・回想形式なのに、語り手であるグラントが知る由もない「1年前の博士の体験」が延々と語られるシナリオの破綻
・巨大蜘蛛の見せ場がマスターソン博士の回想シーン中の1秒くらいしかないし、1秒しかないのでサイズ感すら不明
・アラーニャ博士の研究施設の見せ場もほぼマスターソン博士の回想シーンにしかない
・マスターソンさんが可哀想
・終盤に主人公と蜘蛛人間たちの大立ち回りがあるのかと思いきや、マスターソンさんが自分を犠牲に研究所を爆破し、突発的に終わる
などがあり、特に冒頭に発生する多数の違和感を飲み込みながら鑑賞を続けるのが肝要
そうでないと「グラントの回想シーンの筈なのにグラントが全然出てこない」と戸惑っている間にアラーニャ博士の研究施設の見せ場が全て終わります
普通後半にも見せ場があるだろと思うけどこの映画はそんな常識的な作りをしていません
ただアラーニャ博士の実験のせいで正気を失ったマスターソン博士が“暴走する狂人”として物語を牽引するという捻りは面白いです
Filmarksのあらすじにある「飛行機をハイジャックする銃を持った狂人」がマスターソンさんだと分かったときは笑った
この映画は蜘蛛人間よりも正気を失ったマスターソンさんの方が断然怖い
蜘蛛人間方面を掘り下げると、アラーニャ博士の創造した蜘蛛人間のなかでも一際異彩を放つのがタランテラ(タンドラ・クイン)で、彼女は蜘蛛の力によって切断された四肢を再生でき、数世紀にわたる寿命を持つという、博士の期待を一身に背負った成功体。
一方で男性の実験体は副作用で体が矮小化し(実際に小人症の俳優がキャスティングされている)、研究室で博士の小間使いとしてこき使われる有様。
設定として昆虫界では雄は大した働きをしていないので、男性の実験体に蜘蛛の成長ホルモンを投与するとドワーフ化するらしいです。はあ?
そして巨大なタランチュラは全然画面に出てこない。巨大蜘蛛目当てに観たのに
なかなかいいなと思ったのは、終盤の台地でグラント、ヒロインのドリーン、その婚約者で実業家のヤン・ヴァン・クロフト、ヤンの使用人ウー、正気を失ったマスターソン博士が一堂に会すシーン。
ドリーンが髪につけていたコームが消えたことに気づいたヤンが、「あの櫛は我が家の家宝だ」と使用人のウーに森を捜索するよう言い出します。
「よく仕えるものは危険な時も仕えるものだ」と言いグラントから懐中電灯を取り上げ森の中へ進もうとするウー。それを見ていたマスターソンさんは、「闇の谷を彷徨う者には私の導きと守りがある」とウーに銃を渡します。
マスターソンさんの扱いは酷い映画なのに、マスターソンさんにはちゃんと良心が残っている(このシーンの前に酒場でタランテラを撃ち殺しているけど)
そしてドリーンは「たとえ彼がコームを持ち帰っても二度と触らないわ」と憤慨。グラントも「ウーがあなたの命令で出て行ったときにこの(パイロットの)仕事はやめました」とヤンに激しく反抗します。
それまでの会話から察するにドリーンは元々サーカスの団員、ヤンは名前から察するに貴族の出身のようなのですが、「玉の輿」としての立場であっても言動に芯のあるドリーンの人物造形には光るものを感じました(いわゆる「ホークス的女性像」かも)
実はウーはアラーニャ博士の手下でマスターソン博士を研究施設に取れ戻すよう指令されており、コームを探すふりをして森に入るとアラーニャ博士と接触。なぜかここで使い捨てられて蜘蛛人間達に襲われ無事死亡。
しかし主人公一行はそのことを知らないので、グラントが森でウーの死体を発見したことを報告するとドリーンはヤンに「あなたが彼を殺したのよ!」と激昂し、大泣きしてグラントの胸に飛び込みます。
ここもエクスプロイテーション映画にありがちなチープな男女描写と切り捨てるには惜しい説得力のあるシーンです。
この映画はシナリオは雑なわりに人物描写は健闘しており、グラントとドリーンの二人も気骨ある男女として描かれているのが加点ポイントです。
このあと主人公一行はアラーニャ博士の研究施設に連れ去られ、そこから2分も経たずにアラーニャ博士によって正気を取り戻したマスターソンさんが即席の爆薬で自分もろとも研究施設を爆破して回想は終了。
救助した人々がグラントの荒唐無稽な話を疑うなか、そのうちの一人メキシコ人のペペだけが真実を理解します。
ラストはザルパ・メサに佇むスパイダーウーマンの生き残りを映して物語は終わります。
冒頭と同じようなぐにゃぐにゃしたナレーションがラストでも聴けるのは神(もう中毒になってる)
劇中執拗なまでにループし続ける不穏なメキシコ風のBGM、冒頭とラストの難解なナレーション、支離滅裂な展開、謎に手堅い人物描写
おかしさが癖になってくる掘り出し物と言っていい一本だと思います
---
『月のキャットウーマン』(原題:Cat-Women of the Moon)(1953)
イギリス出身の映像編集者アーサー・ヒルトンが監督を務めたSFホラー映画で、音楽はあのエルマー・バーンスタインが担当。
『メサ〜』で使われた1950年代式の巨大蜘蛛の小道具(大きいが)が再利用されていると知って鑑賞しました。
ちなみにこの大蜘蛛は『世紀の怪物/タランチュラの襲撃』(原題:Tarantula)(1955)や、この映画をリメイクした『月へのミサイル』(原題:Missile to the Moon)(1958)にも使い回されているらしいです。
この映画はアメリカではカルト映画としての地位を確立しており、『SF大百科事典』では「(不条理だが)史上最も影響力のあるSF映画の一つ」に位置付けられているとのこと。
セットや衣装がありえないほど安っぽいのですが、上映当時は3D映画として公開されていたらしいです。
学芸会のカキワリみたいなセットを3Dで観てどうするというのか
物語はレアード・グレンジャーが船長を務める男性4名、女性1名のクルーを乗せた人類初の月面探索ロケットの船内から始まります。
・宇宙船の船室がどう見ても事務室(椅子は事務用のデスクチェアで、事務用のロッカーもある)
・船内に何故か原子炉があり、そこで起きた火事を消化器で鎮火する
・月を探索中に酸素があることに気付き、全員で宇宙服を脱ぎ出す
という疑似科学ですらない非科学的描写が続いたのち、一行はキャットウーマン集団(レオタードのすがた)と接触。
キャットウーマンたちはクルーをもてなすが、彼女たちの狙いはテレパシーを用いて乗組員の航海士ヘレンを仲間に取り込み、宇宙船を奪取して地球を征服することだった!
エクスプロイテーション映画らしく女性キャストのダンスシーンや恋愛描写が完備されており、キャットウーマンに操られたヘレンが恋人であるレアード以外のクルーと一夜を共にするNTR展開もあります。
興奮できないNTR、いらね〜(本音)
本作の数少ないホラーシーンとして、キャットウーマンたちと接触する直前に巨大蜘蛛がクルーを襲うシーンがあります(天井から吊られた蜘蛛が落ちてくるだけ)
ここで『メサ〜』ではよくわからなかった巨大蜘蛛のサイズ感をようやく確認できたのですが、想像していた数倍は大きく思わず感嘆しました。とにかくデカい。
全長3m以上はあろうかという大きさで、動きはチープでも「大きさ」だけで圧倒的な迫力と不気味さを放っていて素晴らしい
フサフサの毛やつぶらな瞳など、大画面に映っても不快感のない造形なのも好感が持てます(対極:『蜘蛛男の恐怖』の不正咬合の蜘蛛)
こんな大きな蜘蛛だったのに『メサ〜』ではサイズ感がまったく伝わってなかったの、撮り方を相当ミスしてるとしか思えない
この映画単体で勧める理由はあまりないですが、『メサ〜』では把握できなかった巨大蜘蛛のサイズ感が確認できる、アメリカの映画の歴史を押さえられる、『アメリカン・パロディ・シアター』(1987)がより楽しめるという点において鑑賞して損はないと思います
そもそも『アメリカン・パロディ・シアター』を予習して挑む人間は理由なくてもこの映画観そうだけど
リメイク版の『月へのミサイル』(原題:Missile to the Moon)(1958)も気になるけど画像検索したらちゃんと荒野でロケしてて感動しました。
でも宇宙船の椅子は事務用のままだった。その描写ってもしやこだわりあるのか?逆に
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『SCARY MOVIE 6』(最終絶叫計画6)楽しみすぎる
日本で上映されないと思うけど配信があることに期待します
アンナ・ファリスってシリーズを通してずっと可愛くてすごい
日本で上映されないと思うけど配信があることに期待します
アンナ・ファリスってシリーズを通してずっと可愛くてすごい
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ここに脳内ピタくんを投入したい。
歴代のマットさんやDDがピーター😈😎(脳内なのでいつもより奔放)になるなかでman without fearのマットさんだけ???になってるのが見たい(『Daredevil』(2016-2019)#19)
Feb 19,2026 📌|📚|📽 編集
『蜂女の恐怖』(1959)『蜘蛛男の恐怖』(1960)(ネタバレ)#🎞️🍿
(1960年代のマーベルコミックを理解するために50~60年代の怪奇映画を観る部)
『蜂女の恐怖』(原題:The Wasp Woman)(1959)
大手化粧品会社のオーナーかつ広告塔であるジャニス・スターリンが、会社の業績を立て直すために科学者ジントロップ博士によるススメバチを利用した若返り医療に手を出すも、恐ろしい副作用の餌食となってしまうボディホラー映画
B級映画の帝王ロジャー・コーマン監督が2週間足らずで制作したらしい
(『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』(1960)は2日で制作していると考えるとまだ手が掛かっている)
この時代の映画にしては冗長な部分が少なく観やすいです。引き換えとしてfunnyな部分もあまりない
ススメバチのロイヤルゼリーから若返り薬を生成したジントロップ博士が良識のある科学者であれば、蜂女になってしまうジャニスも周囲からのプレッシャーと会社の業績悪化への焦燥から若返り薬に手を出してしまう哀れな女性として描かれている
登場人物に露骨な悪人がいないのでストレスなく観られるかと思いきや、ジントロップ博士が交通事故によって記憶障害を起こし、ジャニスが副作用について博士に相談できない状況が続くという展開はおお…もう…
あとこの手の映画にしては珍しくジャニスが昼は普通の姿で働き夜だけ蜂女になる『ジキル博士とハイド氏』型だったのが面白かったです(コーマンが特殊メイクにかかる時間や手間をケチっただけだと思うけど)
この映画が本家ジキル博士のように自身の二面性への葛藤や内に抱える暴虐な性格への自覚と依存を掘り下げていたら良作になっていただろうと思います。というかそれ『サブスタンス』だね
『蜂女の恐怖』も『サブスタンス』も源流を辿ると『ジキル博士とハイド氏』に行きつきそう
ジントロップ博士による対照実験で、同い年の犬2頭のうち若返り薬を投薬された犬だけ子犬に戻っているシーンがあるんですが、サイズが違いすぎてはじめ違う犬種の大型犬と小型犬の犬を並べてるのかと思いました。
調べたらどちらもドーベルマンらしいのですが成犬と子犬でこんなに違うんだ
そのあとジャニスの目の前でモルモットを用いて実験したときも同じような対比が見られるのですが、成モルモットと仔モルモットも別次元でサイズが違うという知見を得ました。成モルモットって鼠にしてはデカすぎる
---
『蜘蛛男の恐怖』(原題:Horrors of Spider Island)(1960)
エクスプロイテーション/セクスプロイテーション映画で成功を収めたウルフ・C・ハートウィグ製作の西ドイツ映画
主人公はナイトクラブのマネージャーであるゲイリーとそのアシスタントのジョージアの二人(ということにしておきましよう)。
主人公二人とダンサーの女性たちは、飛行機でNYからシンガポールへ向かっていた途中で機体が墜落し、救命筏で漂流し小さな無人島にたどり着く。
意気揚々と島の探索をはじめた主人公たちだったが、キャビンで蜘蛛の巣にかかった男の死体を発見し…という低予算xSFxホラーxソフトポルノの闇鍋映画
エクスプロイテーション作品らしくホラー部分は短いうえにとってもチープで、かつ女性が生脚を見せたり全裸で浅瀬を泳いだりキャットファイトするソフトポルノシーンは過剰にある
ただいい意味でもサービス精神が旺盛で、ゲイリーとジョージアの愛、作中後半に無人島を偶然訪ねたジョーと女性ダンサーの一員グラディスの恋、女同士/男同士の友情、蜘蛛男になってしまったゲイリーの哀れを誘う最期…などのフックも豊富にあり、楽しもうと思えばちゃんと楽しめる一本です
諸悪の根源であるウランで巨大化した蜘蛛の造形が良いですね。爛々とした黒目と噛み合わせの悪い牙と筋張った脚、蜘蛛が好きな私でもゾワゾワしました
特に3本ある牙が不正咬合になってるのがかなり嫌なんですが、蜘蛛に噛まれたゲイリーまで同じような歯並びになったのは悲しくて泣いちゃった
あの牙さえなければ可愛いのに
大きな蜘蛛の巣にグリーン教授の遺体が吊られている有名(?)なシーンはちゃんと怖かったです
蜘蛛の巣がロープだとか手首しか引っかかってないとかネットでは多数突っ込まれてるけど、人の死体が空中にぶら下がってるという状況、それも人間を獲物にするほどの巨大な蜘蛛の存在を予期させる大きさの蜘蛛の巣に吊られている状況はふつうに考えて怖い
犬に蜘蛛の着ぐるみを着せる海外のドッキリ動画も怖いし、巨大な蜘蛛や虫には人間の根源的な恐怖心を煽る何かがある
蜘蛛男になったゲイリーの顔が暗闇に浮かび上がるシーンもジャンプスケアとしてふつうに怖いです
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(1960年代のマーベルコミックを理解するために50~60年代の怪奇映画を観る部)
『蜂女の恐怖』(原題:The Wasp Woman)(1959)
大手化粧品会社のオーナーかつ広告塔であるジャニス・スターリンが、会社の業績を立て直すために科学者ジントロップ博士によるススメバチを利用した若返り医療に手を出すも、恐ろしい副作用の餌食となってしまうボディホラー映画
B級映画の帝王ロジャー・コーマン監督が2週間足らずで制作したらしい
(『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』(1960)は2日で制作していると考えるとまだ手が掛かっている)
この時代の映画にしては冗長な部分が少なく観やすいです。引き換えとしてfunnyな部分もあまりない
ススメバチのロイヤルゼリーから若返り薬を生成したジントロップ博士が良識のある科学者であれば、蜂女になってしまうジャニスも周囲からのプレッシャーと会社の業績悪化への焦燥から若返り薬に手を出してしまう哀れな女性として描かれている
登場人物に露骨な悪人がいないのでストレスなく観られるかと思いきや、ジントロップ博士が交通事故によって記憶障害を起こし、ジャニスが副作用について博士に相談できない状況が続くという展開はおお…もう…
あとこの手の映画にしては珍しくジャニスが昼は普通の姿で働き夜だけ蜂女になる『ジキル博士とハイド氏』型だったのが面白かったです(コーマンが特殊メイクにかかる時間や手間をケチっただけだと思うけど)
この映画が本家ジキル博士のように自身の二面性への葛藤や内に抱える暴虐な性格への自覚と依存を掘り下げていたら良作になっていただろうと思います。というかそれ『サブスタンス』だね
『蜂女の恐怖』も『サブスタンス』も源流を辿ると『ジキル博士とハイド氏』に行きつきそう
ジントロップ博士による対照実験で、同い年の犬2頭のうち若返り薬を投薬された犬だけ子犬に戻っているシーンがあるんですが、サイズが違いすぎてはじめ違う犬種の大型犬と小型犬の犬を並べてるのかと思いました。
調べたらどちらもドーベルマンらしいのですが成犬と子犬でこんなに違うんだ
そのあとジャニスの目の前でモルモットを用いて実験したときも同じような対比が見られるのですが、成モルモットと仔モルモットも別次元でサイズが違うという知見を得ました。成モルモットって鼠にしてはデカすぎる
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『蜘蛛男の恐怖』(原題:Horrors of Spider Island)(1960)
エクスプロイテーション/セクスプロイテーション映画で成功を収めたウルフ・C・ハートウィグ製作の西ドイツ映画
主人公はナイトクラブのマネージャーであるゲイリーとそのアシスタントのジョージアの二人(ということにしておきましよう)。
主人公二人とダンサーの女性たちは、飛行機でNYからシンガポールへ向かっていた途中で機体が墜落し、救命筏で漂流し小さな無人島にたどり着く。
意気揚々と島の探索をはじめた主人公たちだったが、キャビンで蜘蛛の巣にかかった男の死体を発見し…という低予算xSFxホラーxソフトポルノの闇鍋映画
エクスプロイテーション作品らしくホラー部分は短いうえにとってもチープで、かつ女性が生脚を見せたり全裸で浅瀬を泳いだりキャットファイトするソフトポルノシーンは過剰にある
ただいい意味でもサービス精神が旺盛で、ゲイリーとジョージアの愛、作中後半に無人島を偶然訪ねたジョーと女性ダンサーの一員グラディスの恋、女同士/男同士の友情、蜘蛛男になってしまったゲイリーの哀れを誘う最期…などのフックも豊富にあり、楽しもうと思えばちゃんと楽しめる一本です
諸悪の根源であるウランで巨大化した蜘蛛の造形が良いですね。爛々とした黒目と噛み合わせの悪い牙と筋張った脚、蜘蛛が好きな私でもゾワゾワしました
特に3本ある牙が不正咬合になってるのがかなり嫌なんですが、蜘蛛に噛まれたゲイリーまで同じような歯並びになったのは悲しくて泣いちゃった
あの牙さえなければ可愛いのに
大きな蜘蛛の巣にグリーン教授の遺体が吊られている有名(?)なシーンはちゃんと怖かったです
蜘蛛の巣がロープだとか手首しか引っかかってないとかネットでは多数突っ込まれてるけど、人の死体が空中にぶら下がってるという状況、それも人間を獲物にするほどの巨大な蜘蛛の存在を予期させる大きさの蜘蛛の巣に吊られている状況はふつうに考えて怖い
犬に蜘蛛の着ぐるみを着せる海外のドッキリ動画も怖いし、巨大な蜘蛛や虫には人間の根源的な恐怖心を煽る何かがある
蜘蛛男になったゲイリーの顔が暗闇に浮かび上がるシーンもジャンプスケアとしてふつうに怖いです
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「質感」の再現度が高い。
2026年に観た映画(再鑑賞も含む)(2025 / 2024)
💙:特に好きなもの 🍿:劇場鑑賞
01.02 『プレイス-戦慄の報酬- 』(2019)
01.04 『ラン・スイートハート・ラン』(2020)💙
01.08 『ニューオーダー』(2020)💙
01.14 『ブラック・フライデー!』(2024)
01.20 『デッド・オア・リベンジ』(2015)
01.20 『Found ファウンド』(2015)
01.26 『ゼロの焦点』(1960)💙
01.30 『蜂女の恐怖』(1959)
01.31 『蜘蛛男の恐怖』(1960)
02.08 『メサ・オブ・ロスト・ウーマン』(1953)
02.09 『月のキャットウーマン』(1953)
02.13 『セブン』(1995)(再)
02.19 『ファーゴ』(1996)(再)💙💙
02.27 『猿の惑星』(1967)(再)
03.01 『クモ男の復讐』(2001)
03.03 『M3GAN』(2023)
03.04 『M3GAN 2.0』(2025)💙
03.12 『13日の金曜日』(2009)
03.14 『顔を失った男』(2025)💙
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💙:特に好きなもの 🍿:劇場鑑賞
01.02 『プレイス-戦慄の報酬- 』(2019)
01.04 『ラン・スイートハート・ラン』(2020)💙
01.08 『ニューオーダー』(2020)💙
01.14 『ブラック・フライデー!』(2024)
01.20 『デッド・オア・リベンジ』(2015)
01.20 『Found ファウンド』(2015)
01.26 『ゼロの焦点』(1960)💙
01.30 『蜂女の恐怖』(1959)
01.31 『蜘蛛男の恐怖』(1960)
02.08 『メサ・オブ・ロスト・ウーマン』(1953)
02.09 『月のキャットウーマン』(1953)
02.13 『セブン』(1995)(再)
02.19 『ファーゴ』(1996)(再)💙💙
02.27 『猿の惑星』(1967)(再)
03.01 『クモ男の復讐』(2001)
03.03 『M3GAN』(2023)
03.04 『M3GAN 2.0』(2025)💙
03.12 『13日の金曜日』(2009)
03.14 『顔を失った男』(2025)💙
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『スパイダー/増殖』(2024)#🎞️🍿
『スパイダー/増殖』(2024)を観た。
物語の舞台となるアパートはパリ郊外(バンリュー)に実在する低所得者向けの公共集合住宅。
登場人物も移民や低所得者が多く、嫌われ者の蜘蛛と人種的マイノリティや低所得者層への差別をリンクさせた風刺性溢れるモンパニ映画でした。
個人的にかなり好きな作品だったのですが、観終わったあとピーターさんに対するさまざまな感情で脳がグチャッとした。
ピーターさんが蜘蛛人間であることを社会に秘匿するのは、社会的に差別され出自を隠してきたユダヤ人のシークレットアイデンティティの暗喩というのは古くから指摘されていて、この映画でもまさに蜘蛛=被差別階級という同様の投影がなされている。
作中で警察から不当な扱いを受ける主人公たちと、無害でありながら駆除される蜘蛛…
以前どこかで「スパイダーマンは警察やメディアに嫌われていて、良くしてくれるのは女性と子供とホームレスくらいしかいない」と指摘されているのを見たのですが、それはそのまま移民や低所得者層(つまりピーター・パーカーさん自身の境遇)を取り巻く環境そのものなのだとハッとした
スパイダーマンは社会的弱者を救うヒーローというだけじゃなくて、「迫害者」だからその人たちと連対するんですね
この映画でもマイノリティの連帯と迫害されるもの(=蜘蛛)の怒りが描かれていて、監督の優しい眼差しとメッセージ性が感じられてとても良かったです
ラストシーン美しくてなんか泣いちゃった
汝の親愛なる隣人を汝自身の如く愛せよ、ですね
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『スパイダー/増殖』(2024)を観た。
〈逃げ場のないアパート内で繁殖・凶暴化した毒グモが巻き起こす恐怖を描いた、フランス製パニックホラー。
パリ郊外のアパートで暮らすエキゾチックアニマル愛好家の青年カレブは、珍しい種類の毒グモを手に入れる。心配する店員をよそに自信満々でクモを自宅に持ち帰ったカレブは、一時的にスニーカーの空き箱にクモを入れておくことに。スニーカーの転売で日銭を稼ぐカレブは、同じアパートの住人トゥマニにスニーカーを売るが、その直後、トゥマニは原因不明の突然死を遂げる。警察は未知のウイルスが発生していると判断して建物を封鎖し、住民たちは閉じ込められてしまう。一方、カレブのもとから逃げ出した毒グモは驚異的なスピードで繁殖していき、住民たちを襲いはじめる。〉
(『スパイダー/増殖』 : - 映画.com)
物語の舞台となるアパートはパリ郊外(バンリュー)に実在する低所得者向けの公共集合住宅。
登場人物も移民や低所得者が多く、嫌われ者の蜘蛛と人種的マイノリティや低所得者層への差別をリンクさせた風刺性溢れるモンパニ映画でした。
個人的にかなり好きな作品だったのですが、観終わったあとピーターさんに対するさまざまな感情で脳がグチャッとした。
ピーターさんが蜘蛛人間であることを社会に秘匿するのは、社会的に差別され出自を隠してきたユダヤ人のシークレットアイデンティティの暗喩というのは古くから指摘されていて、この映画でもまさに蜘蛛=被差別階級という同様の投影がなされている。
〈本作は、毒グモの恐怖に怯える人間たちの姿を描くだけではない。舞台となる円形のアパートメントは、パリ郊外に実在するピカソ・アリーナという公共住宅であり、ヴァニセック監督も同じエリアで育つ。監督自身の経験も踏まえ、移民や低所得者が多く住む郊外(バンリュー)に対する都市部からの差別問題を、外見で判断され忌み嫌われるクモと、出身地だけで判断される郊外出身者との間に類似点を見出し、本作の構想に取り掛かったという。バンリュー(フランス語で「郊外」という意味)を舞台にした映画で、マチュー・カソヴィッツ監督の『憎しみ』(95)は、監督自身も大きく影響を受けたと語っている。
原題の『Vermines』は“害虫”を意味し、監督は本作についてこう語る。「この映画は、現代社会の価値を問うナチュラル・ホラー映画です。作品中の毒グモは、郊外に住む貧しい人々や、何らかの理由で差別されてきた人々を喩えています。自分たちの生活区域から一歩外に出ようとすると、彼らは害虫扱いされます。そして怒りや憎しみが増大していくのです。これは、私の内面を映し出した映画でもあります。私が知る郊外の町を描いたこの作品は、観客の心を捉え、考えるきっかけを与えるでしょう」〉
映画『スパイダー/増殖』公式〉
作中で警察から不当な扱いを受ける主人公たちと、無害でありながら駆除される蜘蛛…
以前どこかで「スパイダーマンは警察やメディアに嫌われていて、良くしてくれるのは女性と子供とホームレスくらいしかいない」と指摘されているのを見たのですが、それはそのまま移民や低所得者層(つまりピーター・パーカーさん自身の境遇)を取り巻く環境そのものなのだとハッとした
スパイダーマンは社会的弱者を救うヒーローというだけじゃなくて、「迫害者」だからその人たちと連対するんですね
この映画でもマイノリティの連帯と迫害されるもの(=蜘蛛)の怒りが描かれていて、監督の優しい眼差しとメッセージ性が感じられてとても良かったです
ラストシーン美しくてなんか泣いちゃった
汝の親愛なる隣人を汝自身の如く愛せよ、ですね
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『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(2025)#🎞️🍿
自分の感覚では「スタン・リーとジャック・カービーの創造したファンタスティック・フォー初期の世界観を完璧に再現していることへの感動」を打ち消すほど「2025年に出されるにはあまりに保守的すぎる価値観を提示されたことへの冷め」が大きくて、なんだろう…
なんだろう…(虚空を見つめる)
MCU過去作とか一切のしがらみを抜きに世界観を作ったのに、肝心の観客に提示するヒーロー像があれ(大政翼賛会を主導、「母は強し」)なのか
自分の感覚では「スタン・リーとジャック・カービーの創造したファンタスティック・フォー初期の世界観を完璧に再現していることへの感動」を打ち消すほど「2025年に出されるにはあまりに保守的すぎる価値観を提示されたことへの冷め」が大きくて、なんだろう…
なんだろう…(虚空を見つめる)
MCU過去作とか一切のしがらみを抜きに世界観を作ったのに、肝心の観客に提示するヒーロー像があれ(大政翼賛会を主導、「母は強し」)なのか
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(2025)感想(ネタバレ)#🎞️🍿
FFメンバー個々のキャラクターの描き方が堅実で、初期FF誌の読者である自分は冒頭で感動の涙を流していました
アース828という初期FF誌の雰囲気を感じるレトロフューチャーな世界観もかなり好み
TV番組の冒頭のVTRという体でFFの成り立ちと活躍をいさぎよく簡潔に説明する手法も巧い
上映直前まで緊張してたのに、杞憂じゃん…
と思ったらスーが大ピンチの宇宙船の中で出産してヒエッとなったり、スーの演説で国民が団結したり(「国母」すぎる)、ギャラクタスに備えて地球全体が「戦中」の様相を呈したり(節電とか地下(=防空壕)に避難する様子とか)、徐々に保守的な価値観…というか国威発揚の匂いを感じてこの辺りは警戒心全開で鑑賞してしまいました
ギャラクタスをNYで迎え撃とうとしたら大規模な疎開をさせるしかないのはわかるけど「欲しがりません勝つまでは」の標語しか脳裏に浮かばなくなった(大政翼賛会)
アメリカの福音派とかキリスト教シオニストがハルマゲドンとキリストの再臨を信じているという話があるけどこの映画まんま「そう」ですよね
なのでベンがユダヤ教の教会に足を運ぶシーンが悪い意味で一番ドキドキしました。突然ユダヤ人称揚シーンとか出てきたら怖いので(この映画のベンがユダヤ人という踏み込んだ描写はなかったものの、616ベンはユダヤ系と明言されている)
あと結婚・妊娠・出産を経ても第一線で活躍するヒーローであるスーが好きなのですが、この映画のスーは「母は強し」の域を出ていなかったので、物語の都合上そこまでしか描けなかったとしてもこれに関しては惜しかったとしかいえない
というか妊娠したパートナーを宇宙に連れて行くなら宇宙船に分娩室とか緊急の出産や手術に対応できるカプセルを作っておけば良かったのに…『プロメテウス』(2012)みたいな(経産婦に無理をさせるSF映画の筆頭)
育児には科学ガジェットを駆使するのに出産には無痛分娩すら使用されなかったのふつうに可哀想
フランクリンも自然妊娠だし妊娠出産に科学技術が使われてないあたり「思想」を感じなくもない
ジョニーくんの見せる明るさとその裏にある誠実さ、ベン・グリムの豪快さと繊細さとどこか影を落とした部分…この二人のキャラクター描き方に関しては限られた時間のなかで十分いいものが見られたと思います。
細かいことを言えばリードさんはもう5倍、ジョニーくんとベンはもう2~3倍はっちゃけてて良かったと感じるけどそこまでコミック準拠を求めるのは贅沢か
王道ヒーロー映画で観やすいし、メインキャストは4人ともパレスチナ連帯を表明しているので、ディズニー/MCUをボイコットしてる自分でもこの作品は評価されてほしいと思いますが、でもまあ「保守派」にウケる映画だったなという感想です
映像と音響(曲)に関しては大満足だったし設定集が出たら買います
パンフとグッズのデザインはどれも可愛くて嬉しかったです
ただ一番デザインが好みだったラバーキーホルダーがランダム商品だったのは痛かった(買わずに帰りました)
8/1が🕷くんの日なので早くマーベルストアに行って🕷くんとFFのグッズをチェックしたい
ここからは余談
・シビル・ウォーでトニーを平手打ちしてたスーが好きなんだけど、ヴァネッサ・カービーのスーはRDJのドゥームさんを余裕で平手できるだろうなと思った
・エボン・モス=バクラックのベン・グリム主役でドラマを作った方がいいと、思いませんか?(Marvel Two-in-One)
・ジョニスー姉弟のパパの話出てきたときオッとなった(ここはコミック準拠)
・ジョニーくんのレコードマニア設定を拾ってあるのは嬉しいけど、ジョニーくんはことさら賢くなくても、ありのままのジョニーくんでも良かった
・616リードさんは知的探究心が旺盛で、物事に没頭すると周囲が見えなくなり、共感性が低いことを自覚し、自分自身を軽度のASDだと診断している。そして自身の知的探究心が家族の(特に親友であるベンの)人生を一変させたことに罪悪感を覚えている…というのがファンタスティック・フォーの物語に深みを与えている一因だと思うのですが、このトピックを深く掘り下げたFFの映画って実は『ファンタスティック・フォー』(2015)だけな気がする
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FFメンバー個々のキャラクターの描き方が堅実で、初期FF誌の読者である自分は冒頭で感動の涙を流していました
アース828という初期FF誌の雰囲気を感じるレトロフューチャーな世界観もかなり好み
TV番組の冒頭のVTRという体でFFの成り立ちと活躍をいさぎよく簡潔に説明する手法も巧い
上映直前まで緊張してたのに、杞憂じゃん…
と思ったらスーが大ピンチの宇宙船の中で出産してヒエッとなったり、スーの演説で国民が団結したり(「国母」すぎる)、ギャラクタスに備えて地球全体が「戦中」の様相を呈したり(節電とか地下(=防空壕)に避難する様子とか)、徐々に保守的な価値観…というか国威発揚の匂いを感じてこの辺りは警戒心全開で鑑賞してしまいました
ギャラクタスをNYで迎え撃とうとしたら大規模な疎開をさせるしかないのはわかるけど「欲しがりません勝つまでは」の標語しか脳裏に浮かばなくなった(大政翼賛会)
アメリカの福音派とかキリスト教シオニストがハルマゲドンとキリストの再臨を信じているという話があるけどこの映画まんま「そう」ですよね
なのでベンがユダヤ教の教会に足を運ぶシーンが悪い意味で一番ドキドキしました。突然ユダヤ人称揚シーンとか出てきたら怖いので(この映画のベンがユダヤ人という踏み込んだ描写はなかったものの、616ベンはユダヤ系と明言されている)
あと結婚・妊娠・出産を経ても第一線で活躍するヒーローであるスーが好きなのですが、この映画のスーは「母は強し」の域を出ていなかったので、物語の都合上そこまでしか描けなかったとしてもこれに関しては惜しかったとしかいえない
というか妊娠したパートナーを宇宙に連れて行くなら宇宙船に分娩室とか緊急の出産や手術に対応できるカプセルを作っておけば良かったのに…『プロメテウス』(2012)みたいな(経産婦に無理をさせるSF映画の筆頭)
育児には科学ガジェットを駆使するのに出産には無痛分娩すら使用されなかったのふつうに可哀想
フランクリンも自然妊娠だし妊娠出産に科学技術が使われてないあたり「思想」を感じなくもない
ジョニーくんの見せる明るさとその裏にある誠実さ、ベン・グリムの豪快さと繊細さとどこか影を落とした部分…この二人のキャラクター描き方に関しては限られた時間のなかで十分いいものが見られたと思います。
細かいことを言えばリードさんはもう5倍、ジョニーくんとベンはもう2~3倍はっちゃけてて良かったと感じるけどそこまでコミック準拠を求めるのは贅沢か
王道ヒーロー映画で観やすいし、メインキャストは4人ともパレスチナ連帯を表明しているので、ディズニー/MCUをボイコットしてる自分でもこの作品は評価されてほしいと思いますが、でもまあ「保守派」にウケる映画だったなという感想です
映像と音響(曲)に関しては大満足だったし設定集が出たら買います
パンフとグッズのデザインはどれも可愛くて嬉しかったです
ただ一番デザインが好みだったラバーキーホルダーがランダム商品だったのは痛かった(買わずに帰りました)
8/1が🕷くんの日なので早くマーベルストアに行って🕷くんとFFのグッズをチェックしたい
ここからは余談
・シビル・ウォーでトニーを平手打ちしてたスーが好きなんだけど、ヴァネッサ・カービーのスーはRDJのドゥームさんを余裕で平手できるだろうなと思った
・エボン・モス=バクラックのベン・グリム主役でドラマを作った方がいいと、思いませんか?(Marvel Two-in-One)
・ジョニスー姉弟のパパの話出てきたときオッとなった(ここはコミック準拠)
・ジョニーくんのレコードマニア設定を拾ってあるのは嬉しいけど、ジョニーくんはことさら賢くなくても、ありのままのジョニーくんでも良かった
・616リードさんは知的探究心が旺盛で、物事に没頭すると周囲が見えなくなり、共感性が低いことを自覚し、自分自身を軽度のASDだと診断している。そして自身の知的探究心が家族の(特に親友であるベンの)人生を一変させたことに罪悪感を覚えている…というのがファンタスティック・フォーの物語に深みを与えている一因だと思うのですが、このトピックを深く掘り下げたFFの映画って実は『ファンタスティック・フォー』(2015)だけな気がする
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ジェームズ・ガン監督「Look Out. 2026」
引用がとても良い
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MARVEL『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』│商品一覧│Happyくじ
ダイカットステッカーセットが良すぎ
ダイカットステッカーセットが良すぎ
Jul 12,2025 📌|📽|🧸 編集
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観…あああああああ😭