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『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(2025)感想(ネタバレ)
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FFメンバー個々のキャラクターの描き方が堅実で、初期FF誌の読者である自分は冒頭で感動の涙を流していました
アース828という初期FF誌の雰囲気を感じるレトロフューチャーな世界観もかなり好み
TV番組の冒頭のVTRという体でFFの成り立ちと活躍をいさぎよく簡潔に説明する手法も巧い
上映直前まで緊張してたのに、杞憂じゃん…
と思ったらスーが大ピンチの宇宙船の中で出産してヒエッとなったり、スーの演説で国民が団結したり(「国母」すぎる)、ギャラクタスに備えて地球全体が「戦中」の様相を呈したり(節電とか地下(=防空壕)に避難する様子とか)、徐々に保守的な価値観…というか国威発揚の匂いを感じてこの辺りは警戒心全開で鑑賞してしまいました
ギャラクタスをNYで迎え撃とうとしたら大規模な疎開をさせるしかないのはわかるけど「欲しがりません勝つまでは」の標語しか脳裏に浮かばなくなった(大政翼賛会)
アメリカの福音派とかキリスト教シオニストがハルマゲドンとキリストの再臨を信じているという話があるけどこの映画まんま「そう」ですよね
なのでベンがユダヤ教の教会に足を運ぶシーンが悪い意味で一番ドキドキしました。突然ユダヤ人称揚シーンとか出てきたら怖いので(この映画のベンがユダヤ人という踏み込んだ描写はなかったものの、616ベンはユダヤ系と明言されている)
あと結婚・妊娠・出産を経ても第一線で活躍するヒーローであるスーが好きなのですが、この映画のスーは「母は強し」の域を出ていなかったので、物語の都合上そこまでしか描けなかったとしてもこれに関しては惜しかったとしかいえない
というか妊娠したパートナーを宇宙に連れて行くなら宇宙船に分娩室とか緊急の出産や手術に対応できるカプセルを作っておけば良かったのに…『プロメテウス』(2012)みたいな(経産婦に無理をさせるSF映画の筆頭)
育児には科学ガジェットを駆使するのに出産には無痛分娩すら使用されなかったのふつうに可哀想
フランクリンも自然妊娠だし妊娠出産に科学技術が使われてないあたり「思想」を感じなくもない
ジョニーくんの見せる明るさとその裏にある誠実さ、ベン・グリムの豪快さと繊細さとどこか影を落とした部分…この二人のキャラクター描き方に関しては限られた時間のなかで十分いいものが見られたと思います。
細かいことを言えばリードさんはもう5倍、ジョニーくんとベンはもう2~3倍はっちゃけてて良かったと感じるけどそこまでコミック準拠を求めるのは贅沢か
王道ヒーロー映画で観やすいし、メインキャストは4人ともパレスチナ連帯を表明しているので、ディズニー/MCUをボイコットしてる自分でもこの作品は評価されてほしいと思いますが、でもまあ「保守派」にウケる映画だったなという感想です
映像と音響(曲)に関しては大満足だったし設定集が出たら買います
パンフとグッズのデザインはどれも可愛くて嬉しかったです
ただ一番デザインが好みだったラバーキーホルダーがランダム商品だったのは痛かった(買わずに帰りました)
8/1が🕷くんの日なので早くマーベルストアに行って🕷くんとFFのグッズをチェックしたい
ここからは余談
・シビル・ウォーでトニーを平手打ちしてたスーが好きなんだけど、ヴァネッサ・カービーのスーはRDJのドゥームさんを余裕で平手できるだろうなと思った
・エボン・モス=バクラックのベン・グリム主役でドラマを作った方がいいと、思いませんか?(Marvel Two-in-One)
・ジョニスー姉弟のパパの話出てきたときオッとなった(ここはコミック準拠)
・ジョニーくんのレコードマニア設定を拾ってあるのは嬉しいけど、ジョニーくんはことさら賢くなくても、ありのままのジョニーくんでも良かった
・616リードさんは知的探究心が旺盛で、物事に没頭すると周囲が見えなくなり、共感性が低いことを自覚し、自分自身を軽度のASDだと診断している。そして自身の知的探究心が家族の(特に親友であるベンの)人生を一変させたことに罪悪感を覚えている…というのがファンタスティック・フォーの物語に深みを与えている一因だと思うのですが、このトピックを深く掘り下げたFFの映画って実は『ファンタスティック・フォー』(2015)だけな気がする
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Jul 25,2025
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FFメンバー個々のキャラクターの描き方が堅実で、初期FF誌の読者である自分は冒頭で感動の涙を流していました
アース828という初期FF誌の雰囲気を感じるレトロフューチャーな世界観もかなり好み
TV番組の冒頭のVTRという体でFFの成り立ちと活躍をいさぎよく簡潔に説明する手法も巧い
上映直前まで緊張してたのに、杞憂じゃん…
と思ったらスーが大ピンチの宇宙船の中で出産してヒエッとなったり、スーの演説で国民が団結したり(「国母」すぎる)、ギャラクタスに備えて地球全体が「戦中」の様相を呈したり(節電とか地下(=防空壕)に避難する様子とか)、徐々に保守的な価値観…というか国威発揚の匂いを感じてこの辺りは警戒心全開で鑑賞してしまいました
ギャラクタスをNYで迎え撃とうとしたら大規模な疎開をさせるしかないのはわかるけど「欲しがりません勝つまでは」の標語しか脳裏に浮かばなくなった(大政翼賛会)
アメリカの福音派とかキリスト教シオニストがハルマゲドンとキリストの再臨を信じているという話があるけどこの映画まんま「そう」ですよね
なのでベンがユダヤ教の教会に足を運ぶシーンが悪い意味で一番ドキドキしました。突然ユダヤ人称揚シーンとか出てきたら怖いので(この映画のベンがユダヤ人という踏み込んだ描写はなかったものの、616ベンはユダヤ系と明言されている)
あと結婚・妊娠・出産を経ても第一線で活躍するヒーローであるスーが好きなのですが、この映画のスーは「母は強し」の域を出ていなかったので、物語の都合上そこまでしか描けなかったとしてもこれに関しては惜しかったとしかいえない
というか妊娠したパートナーを宇宙に連れて行くなら宇宙船に分娩室とか緊急の出産や手術に対応できるカプセルを作っておけば良かったのに…『プロメテウス』(2012)みたいな(経産婦に無理をさせるSF映画の筆頭)
育児には科学ガジェットを駆使するのに出産には無痛分娩すら使用されなかったのふつうに可哀想
フランクリンも自然妊娠だし妊娠出産に科学技術が使われてないあたり「思想」を感じなくもない
ジョニーくんの見せる明るさとその裏にある誠実さ、ベン・グリムの豪快さと繊細さとどこか影を落とした部分…この二人のキャラクター描き方に関しては限られた時間のなかで十分いいものが見られたと思います。
細かいことを言えばリードさんはもう5倍、ジョニーくんとベンはもう2~3倍はっちゃけてて良かったと感じるけどそこまでコミック準拠を求めるのは贅沢か
王道ヒーロー映画で観やすいし、メインキャストは4人ともパレスチナ連帯を表明しているので、ディズニー/MCUをボイコットしてる自分でもこの作品は評価されてほしいと思いますが、でもまあ「保守派」にウケる映画だったなという感想です
映像と音響(曲)に関しては大満足だったし設定集が出たら買います
パンフとグッズのデザインはどれも可愛くて嬉しかったです
ただ一番デザインが好みだったラバーキーホルダーがランダム商品だったのは痛かった(買わずに帰りました)
8/1が🕷くんの日なので早くマーベルストアに行って🕷くんとFFのグッズをチェックしたい
ここからは余談
・シビル・ウォーでトニーを平手打ちしてたスーが好きなんだけど、ヴァネッサ・カービーのスーはRDJのドゥームさんを余裕で平手できるだろうなと思った
・エボン・モス=バクラックのベン・グリム主役でドラマを作った方がいいと、思いませんか?(Marvel Two-in-One)
・ジョニスー姉弟のパパの話出てきたときオッとなった(ここはコミック準拠)
・ジョニーくんのレコードマニア設定を拾ってあるのは嬉しいけど、ジョニーくんはことさら賢くなくても、ありのままのジョニーくんでも良かった
・616リードさんは知的探究心が旺盛で、物事に没頭すると周囲が見えなくなり、共感性が低いことを自覚し、自分自身を軽度のASDだと診断している。そして自身の知的探究心が家族の(特に親友であるベンの)人生を一変させたことに罪悪感を覚えている…というのがファンタスティック・フォーの物語に深みを与えている一因だと思うのですが、このトピックを深く掘り下げたFFの映画って実は『ファンタスティック・フォー』(2015)だけな気がする
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