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『Strange Tales』(1951-1968)Annual#2のジョニピタ
 (前提:フォックスが🕷くんに美術品強盗の濡れ衣を被せたためにトチスパが大衝突。その後ジョニーくんは🕷くんが無実であることに気付き、警察に趣いてスパイダーマンの無実を訴え犯人がフォックスであることを突き止める)
🔥「(空中に火文字で)𝙎𝙋𝙄𝘿𝙀𝙍-𝙈𝘼𝙉... 𝙇𝙀𝙏 𝙒𝙊𝙍𝙆 𝙏𝙊𝙂𝙀𝙏𝙃𝙀𝙍」
🔥「まずはスパイダーマンに連絡を取らないと!」
🕷「🗽🚨🕸(自由の女神のトーチ部分からスパイダーシグナルを出す)」
🔥「うわ!あいつはなんてショーマンなんだ!自由の女神像のトーチからクモのシンボルを輝かせるなんて、スパイダーマンにしかできない発想だな」
(🗽自由の女神の頭頂部で再会するジョニピタ)
🕷「やあトーチ!遅かれ早かれ来ると思ってたよ」
🔥「調子に乗るなよ、根暗くん!(原文「laughing boy」=不機嫌な人、陰気な人を揶揄する古いスラング)俺たちにはまだちょっとした強盗事件を解決する必要があるんだぜ」

(オチ。フォックスを捕まえたのち左右から挟んで連行するジョニピタ)
🕷「助かったよ、トーチ!君のこと頭に空いた穴くらい(*)必要としてたんだ」(原文「hole in the head」=全く不要な、望ましくないことの比喩)
🔥「お前の場合はな、僕ちゃん。頭に穴を開けた方が今よりマシになるんじゃないか」
🦊「牢屋に入れてくれ、そうすればお前たちのバカ話を聞かなくて済む」

初期のイチャイチャジョニピタ、可愛すぎる〜 脳に効く
ラストで盗まれたダヴィンチの絵を確認しようとするジョニーくんに「気をつけてよ!!燃やしちゃうよ!?」と焦る🕷くんと「落ち着けよ…俺の手燃えてないだろ」とたしなめるジョニーくんに笑った
🕷くんの反応の方が妥当

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邦訳『ホワット・イフ? side A』(小学館集英社プロダクション 2021)感想

いくつかの話は原書で読んでたのですが、書店でふと手に取ってたら裏表紙にDDがいたので慌てて買いました(単純)
これに収録されている『キャプテン・アメリカが80年代に復活したら?』が噂に違わず名作だったので買って良かった…

「もしもフラッシュ・トンプソンがスパイダーマンだったら?」(『What If? Spider-Man』(2018)#1)
格好良くて可愛くて信念もあるけど蜘蛛に噛まれてないピタくんすぐ死ぬ
フラッシュの「でも、必死に努力して償い続ければ、いつかは本当の正義のヒーローに近づけるのかもかもしれない」はスパイダーマン/ピーター・パーカーさんの核でもあるので泣けた
ピーター・パーカー以外の人間がスパイダーマンになることで逆説的に「ピーター・パーカー/スパイダーマンとはいかなるヒーローなのか」が浮かび上がってくる物語好きです

「もしもピーター・パーカーがパニッシャーだったら?」(『What If? The Punisher』(2018)#1)
ベンおじさん亡き後「パニッシャー」として殺人を厭わずに自警団活動をするピタくん
本筋と関係ないけどパニッシャー🕷くんもピタくんも超絶色っぽい
ラストで正しい道を歩もうとするピタくんが「パニッシャー」を辞めたことでキャッスル家の悲劇が起きるので救いはありません
フランクさんがピタくんが路地裏のゴミ箱に捨てたパニッシャーの衣装を着ているラストの悲哀と美しさ…
ハリーの「誰が〈罰する者〉を罰するんだ?」の台詞、「誰が見張りを見張るんだ」(『ウォッチメン』にも引用されているユウェナリスの詩の一節)だ!と思って興奮したんですが、これって本家『Punisher』にもある台詞なんでしょうか?

「もしもスパイダーマンがファンタスティック・フォーに加わっていたら?」(『What If?』(1977-2011)#1)
『What If?』の第一話がこれ
ファンタスティック・ファイブめちゃくちゃ可愛い
なぜか邦訳だとジョニーくんの一人称が「僕」になってるので僕僕言ってるジョニピタがめちゃくちゃ可愛い〜
この幸せが永遠に続けば良かったのに…
お話のベースに『Amazing Spider-Man』(1963-1998)#1、『Fantastic Four』 (1961-1998)#14が引用されており、元のコミックスに掲載されていたベンの女性差別発言に対しウォッチャーが突っ込むという補正がなされています。「正解」の対応

「もしもマット・マードックがS.H.I.E.L.D.のエージェントになったら?」(『What If?』(1977-2011)#28)
クソガキなマットさんくんが可愛すぎて直視が難しい…
マットさんがクソガキのまま育ったらあんな感じになるんだというのが分かりました(616でも十分クソガキのままでは…)
ジャック・マードックとしっかり再会できるうえにジャックパパもふつうに強いハッピー世界線で安堵
『What If?』(1977-2011)#8といい他の世界線で幸せになっているマットさんを見られるの嬉しい…
クソガキなマットさんくんがフューリーのこと舐めきってるのにしぬほど萌えました

「もしもキャプテン・アメリカが80年代に復活したら?」(『What If?』(1977-2011)#44)
(追記:原題は「Captain America Were Revived Today」(キャプテン・アメリカが今日復活したら?)。80年代を舞台にしており、Make America Great Againをスローガンに掲げたレーガン政権を批判する内容と思われる)
言わずと知られたド名作らしいのですが読んでそう評価される理由がわかりました
まずキャップが復活する現代アメリカが「ユダヤ人と黒人が迫害され共産主義者がアカと呼ばれ弾圧されるディストピアアメリカ」という
反体制組織のツートップがフューリーとピタくんというのが熱いし、ピくんの「デイリー・ビューグルの記事を鵜呑みにしていたんだね。マッカートニー死亡説とか、ゲットーの壁の内側に黒人を押し込むのが自由と権利のうちとかも信じてる?」という台詞がとても良かったです
この世界線においてユーモアを携えながら間違ったことは間違っているとはっきり口にすることのできるピくんという存在、「光」
'60年代カルチャーの申し子なピくんがこの世界線で極左(と認定されるような立ち位置)にいるのは納得しかないし、ピくんがレジスタンスなキャラだからこそ、国家という共同体を一つにまとめるだけのリーダーシップと中道左派思想を備えたキャップの存在がひときわ輝く…
自分自身の存在意義と危うさを完璧に理解して振る舞えるキャップは本当に最高のヒーローだと思いました
キャプテン・アメリカというヒーローの意義に加えてアメリカという国を問い直す傑作、地球上のすべての教科書に乗せて欲しいです

🛡「聞け!君たちはこの男に、アメリカは世界で最も偉大な国だと吹き込まれた。アメリカは世界で最も偉大であり、不純物を取り除けば、純銀のようにより輝くだろうと。アメリカは尊い…その偉大さを保とうと告げられたのだろう!値打ちの知れない至宝であるアメリカ…それを守るためならなにをしても許されると!」
🛡「あえて言おう、アメリカなど何物でもない!あらゆる人の自由のために戦う、その理想なくしては、アメリカなど、たわ言も同然!国家など無意味!国旗も布切れにすぎない!」
🛡「私がヒトラーと戦ったのは、アメリカが偉大だからではない!脆いからだ!ドイツで起きたように人権は簡単に踏みにじられる!我々と彼らに違いなどない。あなた方は、この国を滅ぼすところだった。まだ滅んでいない理由があるとすれば…
🛡「あなた方が決意すれば、まだアメリカに自由を取り戻せる。それだけだ!」
〈長い沈黙、そして…〉
聴客「あ…あれは本物のキャプテン・アメリカ!」
〈その声が広がり…叫びへと変わる〉
群衆「キャップ!キャップ!キャップ!」
🛡「待て!この衣装を着た指導者を崇めても、同じ結果になるだけだ。あなた方がアメリカに与えた傷を私が癒すことはできない!今この瞬間にも路上で人が死んでいる。自由への戦いは始まったばかりだ。私は、あなた方の杖を外したにすぎない。今度はあなた方が自分たちを見つめ、拒んできた人々に手を伸ばし、この衣装に意義を与えた理想を…アメリカを再発見する番だ」
〈会場は沈黙し、外からは銃声が聞こえ…疲れたキャップは反応を待ち、立ち尽くす〉
〈一人が声をあげ、他の者が続き低いざわめきが会場に広がる。反響に消える歌声を…キャップは聞き取った〉
🛡「♪緑に染まり豊かな平野を眺める 山並みよ…」
(アメリカ国旗を背にするキャップ、瞳からは大粒の涙がとめどなく溢れる)
〈アメリカ アメリカ 主の恵みあらんことを 東より西まで 同胞として結ばれんことを〉
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メアリー・パーカーの瞳の色がヘーゼル(リチャード・パーカーの瞳は茶色)でリチャードには「危険な状況になると軽妙なジョークを言う奇妙な癖があった」というのを知って心痛を覚えました(『Spider-Man:Family Business』(2014))

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かなりすきなWデート画像
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アース1610のストレンジ先生とピタくんの共演
『Ultimate Marvel Team-Up』(2001-2002) #12+#13(初対面。ストレンジ先生がピタくんのマスクを外す)
『Ultimate Spider-Man』(2000-2009)#132の回想(↑の直後。🔮「君はDDの友達だと思ってた」🕷「いやちっとも」)
#70+#71+#72(🔮先生によるピタくん決死の救出劇)
#107(DD主導+🔮、ムーンナイト、ダニー、シャン・チーのフィスク暗殺会議に🕷くん乱入。殺人だけは犯してはならないと大人たちに説く🕷くんの意見に同調する🔮先生)
#109+#110+#111(フィスクによる🕷くん誘拐事件が起こりDDが🔮先生に助けを求め大人たち再集結)
『Ultimate Spider-Man』(2000-2009)#132本編
の順番でいいのかな
1610はマットさんとピタくんがあまり仲良くないけど代わりにストレンジ先生が繰り上がり的に保護者ポジションにいるのが嬉しい

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3/28朝のtwitter、ゲーム『Marvel Rivals』の🕷くんのスーツのデザインに怒ってる海外ファンと『Ultimate Spider-Man』(2024)#3の中年ピタくんが理想の「ピーター・パーカー」すぎて感動してる海外ファンの呟きがごちゃ混ぜで流れてきてよかった。ピタくんファンの切実な憤りや喜びを摂取すると精神が整うので

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Best Spider-Man & Doctor Strange Team-Ups | Marvel
この記事を参考に『Amazing Spider-Man』(1963-1998)Annual#2と『Marvel Team-Up』(1972-1985)#21を読みました
ストレンジ先生、初共闘のときから🕷くんへの好感度高いし2回目の対面では突然🕷くんが屋敷に来ても歓迎して迎えてくれるので優しい。なお来たのはザンドゥによってめちゃくちゃ操られている🕷くんだったのでここから一波乱
催眠によって攻撃してくる🕷くんの異変に気付くも君を傷つけたくないと手加減するストレンジ先生に対し、スト先生を油断させて後頭部に容赦なく胸像をぶつけて気絶させる🕷くん鬼すぎて笑った
これがDDだったら「スパイダーマン!落ち着け!」(顎を殴り脳を揺すって一旦気絶させる)みたいな手法で一旦🕷くんを昏倒させてそう
マットさんの喧嘩強さへの全力の信頼

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『Ultimate Spider-Man』(2000-2009)#109のDDとストレンジ先生と🕷くん
・ピタくんがフィスクに誘拐される
・それを知ったDDがブチ切れしながらストレンジ先生(自分で招集したフィスク暗殺計画のメンバーの一人)に助けを求める
・👿「我々の計画のせいで彼を窮地に追い込んでしまった」🔮「我々の?君の計画だろう」(※そう)
・怒りで捲し立ててくるDDに根負けしたストレンジ先生「わかった、わかった!!」
・ストレンジ先生の魔法によってピタくんが拷問にあっていたのを知ったときのDD「クソが」(「Damn it.」)
・フィスクから拷問を受けて顔バレもしてマットさんが情報を売ったと思っている🕷くん(本当に裏切っているのはムーンナイトとダニー)がDDを殴って「--ったれ野郎!(You piece of --!)罪悪感とかないの?💢僕たちを台無しにするために彼はいくら払ったの?本当に知りたいよ。あなたの尊厳を全部捨て去るのにいくらかかったの?💢」(ビリークラブバキッ)
・さすがの様相に引いてるストレンジ先生「坊や!もうちょっと穏やかに…」

書き出してみたらストレンジ先生マトピタ(デアスパ)に振り回されてるだけだった
#110ではダニーが裏切ったと知って激怒するDDを🕷くんと一緒に止めるし👿🕷の面倒見てるストレンジ先生…
ダニーの裏切りは娘の命を守るためのものなんだけど、それでも「13歳くらいの子ども」だと認識してる🕷くんの情報をフィスクに流すのはいいのか
この漫画「子どもは大人に守られるべきもの」というコンセンサスがピタくんに限ってはほぼ皆無なので(Annual#2に至ってはDDの「お前はこの世界にいるにはまだ若くて愚かすぎる!家に帰っていろ!」→パニさんが🕷くんの目の前でジャンヌ・デ・ウルフを射殺→DDが殺人を否定せず彼女がフィスクと通じる汚職警官だったことを暴露し🕷くんに追い討ちをかける→👿「この世界にようこそ。これで君は一“日”大人になった」の驚愕の掌返しもある)そういう時代だったのだろうけど今読むと突っ込みどころが多すぎます

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『Ultimate Spider-Man』(2000-2009)#132、サンクタム・サンクトラムに来ているピタくんの回想シーン
🔮「ああ、君はデアデビルの友達かと思ってた」
🕷「ううん、ちっとも」
🔮「二人でクラブにいるのかと」
🕷「クラブ?あなた以上に彼のこと知らないのに」
🔮「彼のことを@##hatと罵っても気にしないでくれよ」
🕷「うん、いいよ」
かわいい…かわいい〜…DDの預かり知らぬところでつるんでるストスパかわいい
特にDDと仲良くないし交友関係も把握してないストレンジ先生面白い
#109でピタくんがフィスクに誘拐されたことを知って慌てて助けを求めてきたDDにストレンジ先生が塩だったの、ストレンジ先生からすれば全然妥当な対応でしかなかったんですね…。

ちなみに伏せられているストレンジ先生の罵り言葉はasshat(間抜け、馬鹿野郎)
assは特に汚い言葉なので、🕷️誌では伏せられがち

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『Ultimate Spider-Man』(2000-2009)は漫画として面白いけど、616と違いピタくんと他ヒーローの交友が積み重なってないため、マットさん含め大人ヒーローがとにかく薄情に見えるという欠点が…
そもそもNY拠点ヒーロー同士の交友が薄くて連携があまりないし、それ抜きにしてもピタくんの守られなさは異常
ピタくんがキャップを庇ってパニさんに撃たれたその場に取り残されていたのにも驚いたし(『Ultimate Avengers Vs. New Ultimates』(2011)で回収されてると知ってはじめて納得できた)、制作陣の不幸ピタくんドカ食い気絶部としての本気が怖すぎます

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マーベルは昔から年上男性とピタくんの組み合わせが好きだし、さらに2000年代以降はピタくんの方がマットさんに代表される不安定気味な大人組よりしっかりしていて彼らの導き手になるような構図が好きなんだろうな…と漠然と肌で感じている(ex.『Ultimate Spider-Man』(2000-2009)、『Spider-Man/Daredevil』(2002))
9.11以降にピタくんのキリスト的人物としての傾向が強まったことが影響しているのではないかと思うけどどうなんだろう
とはいえ『Marvel Team-Up』(1972-1985)#141とか『Peter Parker:The Spectacular Spider-Man』(1976-1998)#107でもピタくんに「正しさ」を説かれて自己嫌悪に陥るマットさんが見られるので、マトピタに関してはマーベルの伝統的作風、伝統的cp観なのかもしれない

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ピタくんとストレンジ先生がチームアップする『Marvel Team-Up』(1972-1985)Annual#5を読んでた
『Marvel Team-Up』(1972-1985)#111でサーペントに噛まれた影響で幻覚が見える🕷くんがストレンジ先生に診察してもらうくだり、ウォンが🕷くんをストレンジ先生の「旧くからの友人」と称してるんですがこの頃にはすでにそういう間柄なんですね
二人でレンタカー屋さんに入る際にストレンジ先生が魔術で服を切り替える場面で自分はかっちりしたスーツ姿になるのにピタくんにはセットアップ+ボーダーシャツを着せてるのが良かったです。コーデが可愛い
🕷「…ここの人たちが僕らに自動車をレンタルしてくれると本当に思ってる?」
🔮「問題ないよ、ピーター」(魔術で服切り替え)
🕷「ナイストリック、ドクター!──ねえなぜ僕の本名を知ってるの?」
🔮「ヤマ勘さ」
そんな軽いノリで(幻術とはいえ)マスク取っちゃっていいんだ…!?可愛いからいいか(だめだろう)
ラストのワンダとベンさんとピタくんの決めポーズと次頁でストレンジ先生も加わって4人で手を重ねてるところもかわいい

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🕷くんから飛び出した「デアデビルやサイクロプスとはデートしない方がいい」というアドバイス(『Amazing Spider-Man』(2014-2015) Special#1)
🕷くんってサイクさんとデートしたことあったっけ?サイクさんのデートに遭遇した回はあったと記憶しているのですが…
DDに関しては出典どうこうとかでなく確実に実体験としか思えないのがいい

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『The Spectacular Spider Man:The Death of Jean DeWolff』を冒頭から読み直してるんだけど、『Peter Parker:The Spectacular Spider-Man』(1976-1987)#107のスタン・カーター巡査部長とピタくんのやりとりだけで泣ける この話凄すぎる…(毎回言ってる)
#107、マットさんがプロボノ活動(職業上の知識やスキルを無償で提供し社会貢献するボランティア活動)でピタくんの遭遇した(🕷くんとして捕まえた)強盗の弁護士として減刑に一役買ってしまい、裁判の傍聴に来ていたピタくん(DDの正体がマットさんだと知らない)に「貴方のような人たちのおかげで“お友達”(slime)の安全が守られてるんだね。どうやって毎朝鏡を見て自分と向き合ってるの?」と言われててつらい
ピタくんのこれはそもそも全盲の視覚障害者に言っていい台詞なのか
マットさんも心苦しさを覚えて大学の恩師であるホレス裁判長に「僕たちの提供できる最善の努力は、被告も原告も含め全ての人間がそれに受けるに値する。僕はそう信じている。でもなぜ僕は…20ポンドの炙られたタイヤのような(?)気持ちになっているのだろう」と心情を吐露
この直後にホレス裁判長はシン・イーターに殺害されてしまうけど#108で描かれてるホレス裁判長とマットさんの過去のやりとりも良くて、この漫画登場人物の一人一人に厚みがあります
マットさん円満退場時に秒速でマトピタをイチャイチャさせたのだけ時間配分を間違えてるのが謎です

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キャップのエッチなスーツは雑コラだけどピタくんの服は本当

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ピタくん、デイリー・ビューグルのカメラマンとして初めてダニーと接触した際に初対面なのに別れ際に「ところで、僕のことはピートと呼んでください。貴方が僕をミスター・パーカーと呼ぶたびに、他の人を探しそうになるんです」と言っててかわいい(『Marvel Team-Up』(1972-1985)#63)
DDには駄々っ子ぽくスパイディって呼んで!とねだり(『Amazing Spider-Man』(1999-2013)#565)、ダニーにはスマートにピート呼びをねだるピタくん
素で言ってるのだと思うけどあざとい、可愛い

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ピタくんと口論して負けるマットさんシリーズ、『Spider-Man/the Black Cat:The Evil That Men Do』(2002-2006)#4ではフェリシア救出を巡ってピタくんと討論になり最終的に折れて「君のディベートはプロ並みだ。君は弁護士になるべきだった」と言ってて愛 ピタくんの返答が「No thanks…」なのもいい
この回のマトピタ、N&M事務所でピート/マッティと呼び合ってるけど、ピタくんのマッティ呼びが甘々でかわいい

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ピタくん、過去にアイン・ランドに傾倒しデモや抗議運動を嫌厭していたのを大反省しているらしいので(厳密に言えばアイン・ランドに傾倒したのはアーティストのディッコ)、自分からデモに行くことはなくてもMJやグウェンに誘われたら必ず参加してくれそう
🕷くんのときにデモに遭遇したらその場に降りてマイノリティの権利拡充を訴えながら参加者と写真を撮ってデモを盛り上げてくれそう
マットさんも自分から進んでデモにいくタイプではないけど、弱者への差別や抑圧とは裁判で戦います

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マットさんの顎は逞しければ逞しいほどいい派なのでAlex Ross先生の描くマットさんが大好き

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『Amazing Spider-Man』(1963-1998)#438でDDが凶悪ロボに見える幻覚にかかってる🕷くんをDDが「僕の真の姿を見てくれ。君は以前自分の危険予知感覚について話してくれたな。…今チクチクしてるのか?」の一言で目を覚まさせるのがかなり好きで…覚醒した🕷くんの返事が「そんなのよくわかってるくせに!」なのも最高…最高〜〜〜
🕷くんのスパイダーセンスを完璧に把握してるDD、🕷くんにとってのAlpha Maleすぎる
マトピタ、お互いに超感覚持ちなのでDDがどれだけ気難しそうに見えても自分に対し一切害意がないことを体で理解してる🕷くんとか、ピタくんが近くにいるとその人間離れした心音と熱によって他の騒音や熱がかき消えてピタくんといるときだけ騒がしい世界から解放されるマットさんとかいると思うんですけど
逆に本当に対立しているときはピタくんはマットさんにチクチクした感覚を刺激されることで彼の覚悟を感じ取るし、マットさんはピタくんの桁外れのパワーや闘争心を誰よりも完全に理解できるというのも二重にいい

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マットさんは英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、日本語、少しのスペイン語が話せてピタくんは英語、中国語(『Amazing Spider-man』(2015–2017)#1)、スペイン語(ホムカミ)フランス語(NWH)が話せるらしいのですが、他ヒーローといるときに聞かれたくない話を突然他言語で話し出すマトピタはかなり萌えると思います
別に深刻な話ではなく「トマトまだ残ってる?」「いやもうないと思う」くらいの会話をわざわざ他言語でやるマトピタ…

🕷「¿Todavía quedan tomates que compramos el otro día?」
🕶「Ya terminé todo, creo」
なにもわかってないダニー「(何喋ってんだろこの二人)」
多言語に通じているので思わず聞き取ってしまったルーク「お前ら一緒に暮らしてんのか?」

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ピタくんが本気の火力出したらマットさんの方が論破されるの(この言葉好きじゃないけど)好きすぎる…(ex.『Daredevil/Spider-Man』(2001)、『Ultimate Spider-Man』(2000-2009)#107)
マットさんも文系天才で頭の回転も速くて語彙力も豊富なのにピタくんの方が「人として完成されている」から論点によっては討論で言い返せなくなるのが好き
『Daredevil/Spider-Man』(2001)はその典型だし一夜明けても腹に据え兼ねてたのか後日「KICK ME!」と書いた紙をピタくんの背中に貼っていたのも完璧だった
痴話喧嘩してピタくんに論破されそうになったら突然流暢なドイツ語で捲し立ててピタくんが「え!?」と怯んだ隙に「で、反論は?なさそうだな。じゃあ僕の勝ちだ」と勝ち逃げするマットさんはいます

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『Kraven's Last Hunt』、クレイヴンから🕷くんへの親愛と畏敬の描写は100億点ですが特にクレイヴンが🕷くんの頬に添えようとした手の描写が素晴らしすぎるのでMike Zeck先生のアートワークに心から感謝…
あのシーン、事前に🕷くんがMJの伸ばした手を取り自分の頬に当てる描写があるからこそクレイヴンが🕷くんの頬に手を伸ばす行為が「愛」によるものだと説明なしでも読者が理解できるというのが…すごい…そしてその手を振り払う🕷くんの行為が「愛の拒絶」であることもわかる…(クレイヴンもモノローグで「俺の愛情が気恥ずかしいのか?」と語っている)
映画『クレイヴン・ザ・ハンター』は『クレイヴンズ・ラストハント』を下敷きにしているらしいので超絶格好いいクレイヴンが見られると思うと嬉しい
でも今「ロシア的精神の塊」であるクレイヴンを主人公とする映画が作られるのはちょっと怖いかもしれない
おそらく製作側もその辺りの懸念を払拭するためにテコ入れして公開が伸びているのでは?

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『Kraven's Last Hunt』に出てくるウィリアム・ブレイクの《The Tyger》をパロディした〈蜘蛛よ!蜘蛛よ!〉の詩でふとPeter/Spider/(MJがピタくんを呼ぶときの)Tigerが全部韻を踏んでいることに今更気付いた
MJがピタくんを呼ぶときの「タイガー」は(一説には「全くタイガーらしくないから」らしいけど)そういう押韻の要素があるのかもしれない

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『Kraven's Last Hunt』、要約するとピタくんの存在によってクレイヴンが呪縛から解き放たれ、スパイダーマンを偶像/神話/恐怖としてではなく(あらゆる人間と同じように)心に蜘蛛を飼う一人の(超越した)人間であることを理解しそして愛し、内と外の蜘蛛を克服してハンターとして完成し去っていく話
メメント・モリ、ヴァニタス、カルペ・ディエム

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『Kraven's Last Hunt』の自分用メモ

このエントリが勉強になりました
アメイジング・スパイダーマン:クレイヴンズ・ラストハント|TPB-Man
補足:「クレイヴンズ・ラストハント」当時の『スパイダーマン』|TPB-Man

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J.M.デマティスが語る『クレイヴンズ・ラストハント』
当初、J.M.デマティスは新しい連載で、スパイダーマンを自分が創作した新たな敵と戦わせようと考えていた。しかし、マーベル・ユニバース内でのクレイヴンのオフィシャル設定を読み、クレイヴンをヴィランとして登場させることを決めた。クレイヴンについてJ.M.デマティスはこう語る。
「興味を引いたのは、クレイヴンがロシア人であるという設定です。この設定が揺るぎないものなのか、それとも誰かが気まぐれに付け加えたものなのか、いまだにわからない。私はドストエフスキーの小説がとても好きで、人間には、神秘的なほど高潔な部分と、奥底にある卑劣な部分があり、ドストエフスキーはこのふたつの面を行き来する人間を見事な小説にしている。彼が小説で描いたロシア人の魂は、私を含めたすべての人間にとって普遍的なものなんだ。そしてクレイヴンもこのロシア人的魂をもっているんだ。」
「クレイヴンがロシア人だと知って、すぐにセルゲイ・クラヴィノフという人間が理解できた。そして物語をとおして、焦点を当てる部分が変わったんだ。そして私は(スパイダーマンの担当編集者である)ジム・オウズリーに電話をして『新しいヴィランのことは忘れてほしい。これはクレイヴン・ザ・ハンターの物語になる』と伝えた。アーティストにマイク・ゼックが決まると、私はストーリーにバーミンを加えた。バーミンは『キャプテン・アメリカ』のなかで、私とマイク・ゼックでつくり出したキャラクターだ。こうしてついに物語を進める用意が整ったんだ」

ドストエフスキーの小説がヒントとなり、この物語にはクレイヴンが加わった。そしてイギリスの詩人ウィリアム・ブレイクが1794年に発表した「虎」の最初の一節が、物語に息吹を与えた。構想段階では、この詩の一部が今作のタイトルになってた。
虎よ!虎よ!赤く燃えた
夜の森にいる
どんな不死の手 不死の目が
その怖ろしく整った体を創ったのか?

J.M.デマティスは、この詩について以下のように語ってくれた。
「私はドストエフスキーと同じくらいウィリアム・ブレイクの作品を愛している。この作品のタイトルも、初めは『Fearful Symmetry(恐ろしく整った体)』にしていた。実際に文字にして書いたかどうか覚えていないが、編集者のジム・サリクラップと話していたところ、もう少し長くて強い調子にした方がいいという意見をもらい、ジム・サリクラップは『クレイヴンズ・ラストハント』という言葉を当初のタイトルに加えたんだ。そしてしばらくすると、『クレイヴンズ・ラストハント』だけがタイトルとして残った。このタイトルは私も気に入っているんだ」
なぜ当初、タイトルに『恐ろしく整った体』がふさわしいと思ったのかを尋ねた。
「この物語は、ウィリアム・ブレイクの詩と同じように、熱に侵された雰囲気をまとっている。物語のなかでクレイヴンは現実の先にある場所へと進んでいくが、それは自分の内面や宇宙の内側といった、ウィリアム・ブレイクが幻想のなかに見たものと同じような場所だ。私はいつも直感に従って作品をつくっていく。このときも作品にはウィリアム・ブレイクの言葉がふさわしいと直感したんだ。ただ、ストーリーのなかに少し光の要素が必要だと思い、ちょっとだけ詩の内容をアレンジした。あのときの直感が正しい判断をしてくれたと今でも思っているよ」
(『マーベル グラフィックノベル・コレクション(13)アメイジング・スパイダーマン:クレイヴンズ・ラストハント』より引用)


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The Tyger
『Kraven's Last Hunt』には、ウィリアム・ブレイクの《The Tyger》をパロディした詩がたびたび引用される
《The TIiger》は詩集『Songs of Innocence』(『無垢と経験の歌』)に収録された《The Lamb》の姉妹詩。《The Lamb》がイエスを詠んだ詩であるのに対し(*)、《The Tyger》はイエスとは対極にある邪悪で凶暴なものを詠む(*子羊はイエスの象徴であり、よく使われる呼び名。イエスは『ヨハネの福音書』1章29節、36節、『ヨハネの黙示録』全体でも「神の子羊」とも呼ばれている)

TYGER! Tyger! burning bright  (虎よ、虎よ、あかあかと)
In the forests of the night,  (夜の森に燃えさかる)
What immortal hand or eye  (いかなる不滅の手または眼が)
Could frame thy fearful symmetry?  おまえの恐ろしい均整を造り得たか)
(略)
When the stars threw down their spears,  (星ぼしがその槍を投げ捨て)
And water'd heaven with thier tears,  (その涙で天をうるおしたとき)
Did he smile his work to see?  (造り主はおのが所産を見て微笑んだか)
Did he who made the Lamb make thee?  (仔羊を造ったものがおまえを造ったのか)


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Fearful Symmetry
『Kraven's Last Hunt』において、地下は死、闇、暴力、野生、非文明の世界、地上は生、光、愛、非暴力、人間性、文明の世界として明確に対称的に描かれる
当初の案であった『Fearful Symmetry(恐ろしく整った体/恐るべき対称性)』というタイトルはそこにも掛かっていたのでは?
終幕『ascending(遡上)』で🕷くんはバーミンをつれて地上の(非暴力)世界へ「遡上」し、トラックに撥ねられそうになるバーミンを助け、「バーミン、お前に必要な人を呼ぼうと思う。リード・リチャーズという男だ。彼なら君を助けることができる」と語る
野生の世界と文明の世界を対称化(対立化)させるだけではなく、地上世界のものと地下世界のものが手を取り合えることを示して物語は終わる
🕷くんは愛と光のある地上世界に帰還し、クレイヴンは蜘蛛と鼠の暴力を飲み込んで、地下世界で眠りにつく
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『グラフィックノベル・コレクション13 アメイジング・スパイダーマン:クレイヴンズ・ラストハント』(アシェット・コレクションズ・ジャパン 2022)感想

邦訳あるの知らなくてようやく買いました
やっぱり『Kraven's Last Hunt』がいまのところ私の一番好きなスパイダーマンの物語です
クレイヴン・ザ・ハンターと🕷くん、死と再生、敗北と克己、地下と地上、光と闇
クレイヴンのキャラ造形が卓抜で、さらに蜘蛛と鼠、地下と地上、狩人と獲物、精神世界と文明世界といったモチーフに暗喩された世界観が美しく、漫画の到達点の一つだと思っています
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『Amazing Spider-Man』(1963-1998)#28を読み直してたらピタくんがしれっと高校主席で卒業してました
卒業式でデイビス校長から我が校でも歴代で最高の学力/好成績を達成したので科学奨学金が授与されると言われてた
ちなみに『Amazing Spider-Man』(2014–2015)#16でもリズに「高校のときから変わってない、いくつ授業休んだと思ってるの?」と怒られたピタくんが「でも僕卒業生総代だったし…」と駄々をこねるシーンがあります
今年の総代結局パーカーかよ…あいつしょっちゅう授業サボるのに毎回学年一位だし…顔がいいのにがっついてなくて女子から好かれるし…なんなんだよ…と陰で言われていたに違いないので良い

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